人参は栄養豊かなことで知られていますが、美肌にもうれしい効果がたくさんあるそうです。
基本的に、体をひやすものよりも、体をあたためるもののほうが、いろんな面で健康や美容にはよいらしいですね。
ひやすことは血管をきゅっとちぢめてしまうし、何かと萎縮してしまってよくない気がします。
温めることで血管が拡張して、血圧にもよいですしね。
ニンジンにたっぷり含まれるカロテンが紫外線による肌の老化、シワやたるみを防ぐといわれていますし、サラダよりは、汁ものや煮物などでも摂取するのをこころがけたいものです。

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ニンジンの甘みが強くなるのは冬だが、『日経ヘルス』では夏にもニンジンを食べることを薦めたい。それは、多くの女性の悩み“夏冷え”をニンジンが和らげてくれるからだ。

 実は、「ニンジンの学名、Daucus carotaは、赤くて温まるものという意味」(カゴメ総合研究所の稲熊隆博主席研究員)であり、実際に体を温める効果がある。愛知医科大学医学部の伊藤要子准教授とカゴメの共同研究でも、ニンジンジュースをのむと体温が上昇したり、体温の低下が抑えられたりした。「昔から根菜は体を温めるといわれるが、それを立証できた。ジュースに限らず、ニンジンをよく噛んで食べれば同様の効果が期待できるのでは」(伊藤准教授)。

 この温め効果に加えてうれしいのが、美肌作用だ。ニンジンにたっぷり含まれるカロテンが紫外線による肌の老化、シワやたるみを防ぐことが、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の寺尾純二教授らの動物試験でわかった。

(日経ウーマンオンライン  2011年8月25日)
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