炭水化物抜きダイエットの危険性を指摘する本や記事がこのところ出ていますね。
 
どこが危険なのか、あまりはっきり把握していなかったのですが、
「脂質や糖質が不足した場合、たんぱく質にはさまざまに形を変えて利用される性質」とは、
知りませんでした。

ということは、代わりとなっても大丈夫なだけ、
タンパク質などを摂取していないと、必要な成分が足りなくなってしまう、と。

昔、給食の時間のアナウンスで、
「血や肉になるもの」がタンパク質で、
「力になるもの」が糖質、脂質、という感じでしたが、

まさにそのとおりで、体の中身のパワーになる脂質をちゃんととっていないと、
基本的な機能がおとろえてしまう恐れが・・

思い込みで体にいいダイエットをしているつもりなのも困るなあと思いました。

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〈脂質や糖質が不足した場合、たんぱく質には、さまざまに形を変えて利用されるという性質もあります。小型の糖であるグルコースに変わり脳や赤血球に、また脂質の代わりにケトン体となってエネルギーを供給します〉

〈ヒトの脳は重量にして全身の2パーセントに過ぎませんが、エネルギーは全体の20パーセントを消費します。ところが脳には糖質がまったく蓄積されていないため、血糖値が下がりすぎるとヒトは意識を失ってしまいます。物騒な話ですが、首を絞められたヒトが、心臓や肺が機能していても意識を失ってしまうのは、脳にエネルギーが供給されなくなるためです〉

〈糖質の摂取量が足りない場合、体のたんぱく質や脂肪組織が分解されてエネルギーとして利用されます〉

つまり、糖質を制限した場合、他の栄養素で代替させることはできますが、それはとりもなおさず、他の栄養素も連鎖的に不足する可能性がある、実はとても恐いことだったのです。

(現代ビジネス 2015年12月20日)
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